え?「すごい勢いで草www」って、5ちゃんねるのまとめサイトじゃないの?
と、お思いの皆様。

だって、忙しいんだもん。
そのうちちゃんと、まとめサイトとして機能させたいと思います。
で、忙しいのになんの記事書いてるねんという話なんですが、
この私、天動@管理人は実はこう見えて人の親でございまして。
それも長男次女の年子でございます。
子供ができるまで育児がこんなに大変な事だとは思いませんでした。
こんなこと言うと危ないやつに思われてしまいそうですが、

もちろん、虐待を擁護しているわけではありません。
子供への虐待は重罪だと思っていますし、絶対にしません。
だけど、愛して愛して真剣に向き合えば向き合うほど、育児って大変だなと思います。
我が家の夫婦仲はおおむね良好で、家事育児はできるだけ分担したいと考え、
出来る範囲、気づく範囲内の事を行いながら日々過ごしています。
それなのにめちゃくちゃ大変です。
二人でこんな大変なのに、シングルでしっかり子育てをされている方は本当に凄いなと思います。
もし、子供に虐待をしてしまったとか、してしまいそうとか、
そういう悩みを抱えている人がいたら、相談できるところに相談してください。
親でも友達でも行政でもSNSでもなんなら私なんかにでもいいです。
一人で抱え込んだりしないようにしてください。
とにもかくにも親の偉大さを痛感している今日この頃でございます。
そんな育児で悩める日々の中で見つけた便利アイテム
「ドリームスイッチ2(DreamSwitch2)」が今回の主役でございます。
いつものように話が脱線してしまいそうなので引きましたよ、↑「線」を。
今回記事にするのは、セガトイズから出ている
「ディズニー&ピクサーキャラクターズ ドリームスイッチ2(DreamSwitch2)」の改造方法です。
改造といっても本体をいじくるわけではなく、SDカードにデータを書き込むだけなので、
元になる映像データとパソコンとSDカードと若干のパソコンの知識があれば誰でも出来ます。
ドリームスイッチ?それって何ぞや?という詳細な説明はここでは省きますが、
簡単にいうと子供用の超低画質なプロジェクターです。
この超低画質というのが逆に良い気がしてます。
なぜかと言いますと、睡眠導入に使うものなので、
あまり鮮明な映像だと余計目が冴えちゃいそうというのと、
自分の頭の中で補完する能力が身につくんじゃないかなと。

この記事に辿り着いている方は既にお持ちの方が多いと思いますが、
買おうかどうか悩んでるという方もいらっしゃると思います。
うちの上の子はもうすぐ2歳になるという年頃ですが、
めちゃくちゃいいですよ、おすすめです。
ただ、全然見てくれないときもやっぱりあります。
そんなときに思うんです。

と。
うちの子はとにかくアンパンマンが大好き。
朝目覚めたときの第一声が
「パンパンパン…パンパンパン…うえーん!」
であることもしばしば(なぜ泣く…)。
このドリームスイッチシリーズは別売りの専用ソフト(SDカード)を挿す事で
ディズニー
おさるのジョージ
機関車トーマス
などのお話が楽しめますが、
残念ながらパンパンパンは無いんです。

と思ったのがきっかけで、早速ネットで調べてみるとありました。
やはり好きな映像や画像をSDカードに入れて再生する事はできるみたいです。
が、しかし!
ネットで記事になっているのは「初代・ドリームスイッチ」の改造方法だけなんですよね。
「ドリームスイッチ2」は仕様が異なる(付属SDカードが無い)らしく、
ドリームスイッチ2単体じゃ改造できない!?という疑惑が…。

安心してください。やっと本題ですよ。
SDカードにデータを入れるだけなので、故障する事なんかは滅多にないと思いますが
お試しになる場合は必ず自己責任でお願いいたします。
必要なモノ
- ドリームスイッチ2 本体
- SDカード(SDHC 16GB)
- パソコン
- 映像ファイル
- 画像ファイル
- 子供を想う気持ち
ここでは「ドリームスイッチ2」のみの改造方法を解説していきます。
初代の「ドリームスイッチ」に関しては既に先人たちがいらっしゃるので
そちらの記事を参考になさってください。

それでは早速、解説していきたいと思います。
step
1SDカードのフォルダ・ファイル構成
私が動作確認を行ったSDカードは16GBのSDHCカードです。
ノーマルサイズのSDカードですが、恐らくmicroSDでもアダプタを使えばいけると思います。
SDカード直下に「SYMV」というフォルダを作成します。

SDカード直下に作成
作成した「SYMV」フォルダの中に「JBM」「JMV」というフォルダおよび
「SYMV.LST」というファイルを作成してください。

「SDカード > SYMV」内に作成
私はテキストの編集に「秀丸エディタ」を使用しており、「.LST」ファイルと関連付けているため
「SYMV.LST」ファイルのアイコンが「秀丸」のものになっていますが、通常は白紙のようなアイコンが表示されます。

こういう感じのやつです
フォルダ名およびファイル名は全て半角の大文字です。
各フォルダおよびファイルの役割
- 「JBM」フォルダ ⇒ 画像ファイル(拡張子「.jbm」)を保存するフォルダ
- 「JMV」フォルダ ⇒ 映像ファイル(拡張子「.jmv」)を保存するフォルダ
「SYMV.LST」ファイル ⇒ メニュー構成を司るファイル(メモ帳ソフトなどで編集)
ドリームスイッチシリーズでは、
「jbm」「jmv」という拡張子のファイルを使います。
「jbm」は画像ファイル、「jmv」は映像ファイルと認識しておきましょう。
続いて、「SYMV.LST」ファイルを編集していきます。
step
2「SYMV.LST」ファイルの編集
「画像ファイル」や「映像ファイル」のファイル名を記載する形になるので、
データの無い状態ではイマイチ、ピンと来ないかも知れませんが、
雛型として一度作っておくと後から作業が楽になりますよ。
まず「SYMV.LST」ファイルをメモ帳などで開きます。
メモ帳で開いたら、下記をコピー&ペーストし保存してください。
*menu_title.jbm
ohanashi_title.jbm opening_movie.jmv ohanashi_movie.jmv ending_movie.jmv

と、一見わけのわからないこのテキストデータですが、
一つずつひも解いていくことで、きちんと理解できるようになります。
早速説明していきます。
「*menu_title.jbm」について
「*(アスタリスク)」を付けたこの行では、「メニュータイトル」の画像ファイル(jbm)を指定します。
「menu_title.jbm」を参照するので、ファイル名には「*(アスタリスク)」をつけないように注意。あとで説明します。
ドリームスイッチ2のメニュー画面で表示される
「おはなし」「おたのしみ1」「おたのしみ2」「いまなんじ?」などの部分です。
メニュータイトルは最大4つまで増やせますが、まずは1つだけ用意しましょう。
メニュー画面でこのメニュータイトルを選択すると、その下に羅列される映像データを再生できるようになります。
以後、この箇所を「メニュータイトル」と呼びます。
2行目について
2行目にある
ohanashi_title.jbm opening_movie.jmv ohanashi_movie.jmv ending_movie.jmv
は、4つのファイルを半角スペースで区切り表記しています。
ここのスペースの数は何個でも大丈夫みたいですが、
基本的にこういう物は無駄のない方がスムーズなので半角スペース一つで区切る事をお勧めします。
左から順に説明していきます。
────────────
(1)「ohanashi_title.jbm」
「メニュータイトル」を選択後に表示される、おはなし一覧の
「おはなしタイトル」の画像ファイルをここで指定します。
以後、この箇所を「おはなしタイトル」と呼びます。
────────────
(2)「opening_movie.jmv」
「おはなしタイトル」を選択後に流れるオープニングの映像ファイルをここで指定します。
タイトルを読み上げたりする部分です。
────────────
(3)「ohanashi_movie.jmv」
メインムービーです。流したい映像ファイルをここで指定します。
────────────
(4)「ending_movie.jmv」
選択した「おはなし」を全て再生し終わったあとに流れる
エンディングの映像ファイルをここで指定します。
オリジナルでは、ミッキーがおやすみなさいする部分です。
このような形になります。
また、ファイル名は任意の名前をつける事ができるので、
必ずしもこの表記じゃないと駄目という事ではありません。
一通りのファイルを用意して感覚が掴めるまでは
説明の通りにしていくとわかりやすいかと思います。
もうここまでくればあとは画像ファイルと映像ファイルを用意するだけです。
そして、今になって思った事があります。

ということで、用意しました。
著作権フリーの映像や画像ファイルをサンプルとして同梱しています。
ZIPファイルを解凍して出てきた「SYMVフォルダ」をそのままSDにコピペすればとりあえず動かせます。
ダウンロードに抵抗がある人は無理にしなくても大丈夫です。
このサンプルを使って続きを説明していきます。
step
3画像ファイルの作り方
ドリームスイッチで使われる画像ファイルの拡張子は「jbm」であるということはお分かりいただけているかと思います。
じゃあこの「jbm」って一体どうやって作るのか?と言いますと、非常に簡単。
「bmp(ビットマップ)」の画像ファイルを作って拡張子を「jbm」に書き換えるだけ。
なので、ペイントソフトで作れちゃいます。
なーんだ簡単じゃん。早速作ってみるかなー、と、私も思いましたが、

と、試行錯誤した結果がこちらです。

自作画像ファイル 「SD > SYMV > JBM」内に保存
この画像を参考にペイントソフトなどで編集をかけていただければ問題なく使えるはずです。
ですが、「もっと簡単に編集したい!」という方にお勧めなのが「canva」というウェブサービスです。
無料で使える画像&映像編集ツールで、メールアドレスの登録だけで利用できます。
有料のプロバージョンになると使える素材や機能が増えるので、
私のようなライト層にはこれさえあればフォトショップやイラストレーターなんて必要ありません。
そしてこの「canva」の優れているところはテンプレートが共有できちゃうことなんです。
つまり、私の作った画像ファイルの文字を変更したり、アイコンだけ変えたり、
ボタンの色を変えたりと好き勝手出来ちゃいますよーという素晴らしい機能。
早速共有するので使ってみてください。
「簡単すぎる」と言ってもいいくらい簡単ですので、使い方の説明はいたしません。
ただ一点、注意点として「canva」で作成した画像は「bmp」としてダウンロードする事ができません。
なので一度「png」や「jpg」でダウンロードした後、ペイントソフトなどで開き「bmp」として保存するか、
ウェブツールの「画像変換器」を使用して「bmp」に変換するなどしてください。
「bmp」画像の準備が出来たら、ファイルの拡張子を「jbm」に変更し、「SD > SYMV> JBM」の中に入れるだけです。
ココに注意
ファイル名は半角英数字で必ず違う名前で保存してください。
また、これは映像ファイルにも言える事ですが、
ファイル名は極力短めに設定してください。
細かく確認はしていませんが、ファイル名が長すぎるとエラーが出てしまいます。
半角20文字までは動作確認しています。

あと少し頑張りましょう!
step
4映像ファイルの作り方
ここでいきなりワンポイント
映像ファイルはメインで流したい(見たい)映像の他に、オープニングとエンディングの映像が必要です。
(追記:実は必要ないかも知れません。詳細は応用編にて。)
でも、おはなし毎にオープニングやらエンディングやら用意するのは大変。
なので、オープニングとエンディングは、おはなし毎に作るのではなく
オープニングとエンディングをそれぞれ一つずつ作って使いまわししちゃうのが楽ですよ。
なんなら、同じ映像ファイルをオープニングとエンディングで使っちゃうなんてこともできます。
早速、サンプルで用意したファイルを見てみてください。

自作映像ファイル 「SD > SYMV > JMV」内に保存
ドリームスイッチで使われる映像ファイル「jmv」ですが、これも元になるファイルがあります。
それは「avi」という動画ファイルです。
画像ファイルと同様に「avi」ファイルの拡張子をリネームで「jmv」に変えているだけです。
しかし、「avi」ならなんでもOK!というわけではなく、指定規格の解像度・サイズでなければ再生できません。
映像ファイルの規格
- 240×240 24Bit Motion JPEG(MJPG)
- 240×180 24Bit Motion JPEG(MJPG)
この規格に合うようにするには、「MediaCoder」などの変換ソフトを使います。
「MediaCoder」は後述のダウンロードページよりダウンロード可能です。
ダウンロード&インストールが完了したら、「MediaCoder」を起動して変換したい画像ファイルを読み込みます。
ファイルの読み込みはドラッグ&ドロップでも可能です。
ファイルを読み込んだら下記の通り設定しましょう。
mediacoder設定
- Video → Format → MJPEG
- Audio → Format → PCM
- Container → Container → AVI
- Picture → Resize → 240×180 ※240×240は「Resize」ボタンを押し手動設定
- Sound → Output Channels → Mono(Downmix)

という方のために、画像付きでバッチリ説明いたしますよ。

STEP1.変換するファイルを選択

STEP2.「Video」タブで「MJPEG」を選択

STEP3.「Audio」タブで「PCM」を選択

STEP4.「Container」タブで「AVI」を選択

STEP5.「Picture」タブで「240×180」を選択

STEP6.「Sound」タブで「Mono(Downmix)」を選択
あとは「START」ボタンを押すと動画の変換が開始されます。
変換完了後にできた「avi」ファイルをリネームし、拡張子を「jmv」に変更したら
「SD > SYMV > JMV」内に放り込みましょう。

あとは好きなだけ画像ファイル(jbm)と映像ファイル(jmv)を作り、
画像ファイル(jbm)は「SD > SYMV > JBM」へ。
映像ファイル(jmv)は「SD > SYMV > JMV」へ。
そして「SYMV.LST」に追記していくだけです!
ちなみに、今回サンプルとしてあげているファイルですが、
オープニングとエンディングは「240×240」
メインムービーは「240×180」のサイズで作っています。

メインムービーだけ高さが低いですね
以上のような設定で、ドリームスイッチ2にてオリジナルムービーを流す事が出来ます。
ちなみに、このサンプルの映像ファイルは、画像ファイル作成の際に使用した「canva」を使っています。
映像ファイルまで編集できちゃうなんて凄いですよね。
メインムービーは既存のコンテンツを流すだけなので編集の必要はないのですが、
オープニングムービーやエンディングムービーは自作したいという方もいると思うので、
オープニングムービーとエンディングムービーのcanvaテンプレートを置いておきます。
ちなみに私はそこまで拘りがないので、オープニングとエンディングには
家族写真が出るだけの同一の映像ファイルを設定しています。
オープニングとエンディングに同じ映像ファイルを設定する場合は、
「SYMV.LST」で同じ映像ファイルを指定するだけです。
ohanashi_title.jbm opending_movie.jmv ohanashi_movie.jmv opending_movie.jmv
こういう記載をすると、オープニングにもエンディングにも「opending_movie.jmv」が再生されます。
step
5全体図
フォルダ構成、テキスト(LST)ファイル、画像(jbm)ファイル、映像(jmv)ファイルと
個々に説明をしてきましたが、正直わかりづらいですよね。

なので、全体図を載せておきます。
仕上げにこれを見れば、今までのステップが全て繋がると思います。

あとは必要に応じてファイルを用意し、「SYMV.LST」を編集していくだけです。

step
6応用編
「メニュータイトル」や「おはなしタイトル」を追加したい時は、
各ファイルを準備し先述の通り「SYMV.LST」に追記していくだけです。
「メニュータイトル」は4個まで。
「おはなしタイトル」は「メニュータイトル」下に99個まで作成できるみたいです。(未確認)
メニュータイトルを4個にした場合の「SYMV.LST」の記載例は下記の通りです。
*menu_title.jbm
ohanashi_title.jbm opening_movie.jmv ohanashi_movie.jmv ending_movie.jmv
kamishibai_title.jbm opening_movie.jmv kamisibai_movie.jmv ending_movie.jmv
anpanman_title.jbm opening_movie.jmv anpanman_movie.jmv ending_movie.jmv
…以下「menu_title.jbm」内全体で99個まで設定可能
*tvdrama.jbm
firstlove_title.jbm opening_movie.jmv firstlove_movie.jmv ending_movie.jmv
furuhara_title.jbm opening_movie.jmv furuhara_movie.jmv ending_movie.jmv
soreneko_title.jbm opening_movie.jmv soreneko_movie.jmv ending_movie.jmv
…以下「drama.jbm」内全体で99個まで設定可能
*eiga.jbm
ponpoko_title.jbm opening_movie.jmv ponpoko_movie.jmv ending_movie.jmv
kinda1_title.jbm opening_movie.jmv kinda1_movie.jmv ending_movie.jmv
terumae_title.jbm opening_movie.jmv terumae_movie.jmv ending_movie.jmv
…以下「eiga.jbm」内全体で99個まで設定可能
*musicvideo.jbm
arashi_title.jbm opening_movie.jmv arashi_movie.jmv ending_movie.jmv
chageas_title.jbm opening_movie.jmv chageas_movie.jmv ending_movie.jmv
nanase_title.jbm opening_movie.jmv nanase_movie.jmv ending_movie.jmv
…以下「musicvideo.jbm」内全体で99個まで設定可能
また、実はメインムービーは連続再生が可能です。
上記例の「menu_title.jbm」以下の物で説明しますと、
ohanashi_title.jbm opening_movie.jmv ohanashi_movie.jmv kamisibai_movie.jmv anpanman_movie.jmv ending_movie.jmv
※改行無しで同一行に書いてください
とする事で、「ohanashi_movie.jmv」→「kamisibai_movie.jmv」→「anpanman_movie.jmv」の順に
連続再生が可能です。
というより、
これを書いていて思ったのですが、
オープニングもエンディングもいらないのかも…?
「おはなしタイトル(ohanashi_title.jbm)」より右側に書かれている映像(jmv)ファイルを
ただ連続再生するだけの仕組みなのかも知れないです。(未確認)
なので、必要最小限の構成は
*menu_title.jbm
ohanashi_title.jbm ohanashi_movie.jmv
こうなるのかも知れません。

以上で、ドリームスイッチ2をプロジェクタ代わりに使う方法の説明を終わります。

質問などがあればコメント欄を活用してくださいね。
それでは、良いドリームスイッチライフを♪